1. 鍛高譚の緑茶ハイ「鍛茶」とは?意外な組み合わせが話題の理由
居酒屋の裏メニューのような響きを持つ「鍛茶(たんちゃ)」ですが、実は今、その知名度が急上昇しています。なぜこれほどまでに注目を集めているのか、その正体とスペックを深掘りしてみましょう。
1-1. しそ焼酎「鍛高譚」×「緑茶」のコラボ商品
「鍛茶」とは、オエノングループから発売されているしそ焼酎「鍛高譚」を緑茶で割ったお酒のことです。元々は居酒屋やファンの間での通称でしたが、その人気の高さから、ついに公式に「鍛茶(たんちゃ)」の名を冠した缶チューハイ(340ml缶)として商品化されました。
ベースとなる「鍛高譚」は、北海道白糠町(しらぬかちょう)の契約農家が育てた赤シソを使用しており、華やかな香りが特徴です。そこに旨味のある緑茶を合わせることで、和食に合う究極の「食中酒」が完成しました。
1-2. 「香料・着色料無添加」へのこだわりとスペック
この商品の最大の特徴は、素材本来の味わいを重視している点です。多くの缶チューハイに見られる人工的な甘味料や、過度な香料は使用されていません。
- アルコール度数: 4%
- 種別: スピリッツ(無炭酸)
- 原材料: 焼酎甲類、緑茶、赤シソ蒸留酒など
特に注目すべきは「無炭酸」であることでしょう。炭酸でお腹が膨れるのが苦手な方や、お茶のようにゴクゴク飲みたい層から熱い支持を得ています。
1-3. なぜ「鍛茶」と呼ばれて親しまれているのか
「鍛高譚の緑茶ハイ」という正式名称よりも「鍛茶」という略称が浸透したのは、その語感の良さとSNSでの拡散力が背景にあります。
X(旧Twitter)やInstagramでは、「#鍛茶」のハッシュタグとともに晩酌の様子が多く投稿されています。「鍛(たん)」という力強い響きと、お茶の柔らかさが同居するネーミングは、まさにこのお酒の味わいそのものを体現していると言えるでしょう。
2. 【実飲レビュー】鍛茶はまずい?美味しい?実際に飲んでみた感想
「シソと緑茶って本当に合うの?」「味が薄いんじゃない?」と不安に思っている方のために、実際に筆者が飲んでみた忖度なしのレビューをお届けします。
2-1. 口に含んだ瞬間の「しその香り」と「緑茶の渋み」
グラスに注ぐと、色は淡い黄金色。一口飲むと、まず鼻に抜けるのは間違いなく「鍛高譚」特有の爽やかな赤シソの香りです。
しかし、すぐに追いかけてくるのが緑茶の程よいタンニン(渋み)です。シソの風味が強すぎて芳香剤のように感じることはなく、緑茶の旨味が全体をしっかりとまとめています。例えるなら、高級なハーブティーにお酒のコクを加えたような印象を受けました。
2-2. 甘くないから食事に合う!スッキリとした後味
市販のレモンサワーやカクテル系飲料と決定的に違うのは、「甘さが一切ない」という点です。口の中にベタつく糖類の甘さが残らないため、味の濃い料理を食べた後に飲むと、口の中をリセットしてくれます。
焼き鳥(塩)や刺身はもちろん、意外なところでは餃子や麻婆豆腐といった脂っこい中華料理とも相性が抜群でした。
2-3. 焼酎のクセは強い?アルコール感の評価
アルコール度数が4%と控えめな設定であるため、焼酎特有のアルコール臭さはほとんど感じません。「お酒は好きだけれど、焼酎のロックはきつい」という方でも問題なく楽しめるレベルです。
逆に言えば、ガツンとしたアルコール感を求めるハードリカー好きの方には少し物足りないかもしれません。その場合は、後述する「自家製・鍛茶」で濃さを調整するのが良いでしょう。
2-4. 結論:こんな人には特におすすめ!
- 甘いお酒が苦手な人
- 炭酸でお腹が膨れるのを避けたい人
- 食事の味を邪魔しないお酒を探している人
- リラックスタイムに香りで癒やされたい人
3. ネット上の口コミ・評判まとめ
私個人の感想だけでなく、SNSやレビューサイトで見られる一般的な評価も分析してみましょう。
3-1. 「ハマる!」「飲みやすい」という肯定的な口コミ
肯定的な意見の大半は「飲みやすさ」に集中しています。 「気づいたら何本も空けていた」「お茶感覚で飲めるので、翌日に響きにくい気がする(※個人の感想です)」といった声が多く聞かれます。また、無炭酸であることに対し「炭酸が抜けるのを気にせず、ゆっくり飲めるのが良い」という評価も見られました。
3-2. 「味が薄い?」「しそが強い」などの気になる口コミ
一方で、ネガティブな意見として散見されるのは「パンチが足りない」という声です。 「普段ストロング系(9%)を飲んでいるので、ジュースみたいに感じる」「シソの香りが独特で、料理によっては合わない場合がある」という意見も。好みがはっきり分かれる「赤シソ」を使っている以上、どうしても苦手な人は一定数いるようです。
3-3. SNS(X/Instagram)で見かける人気の飲み方アレンジ
興味深いのは、ユーザーが独自に編み出した飲み方です。
- 追いシソ: 市販の大葉(青シソ)をちぎって入れる。
- ホット鍛茶: マグカップに移してレンジで温める(香りがさらに立ちます)。
- 梅干し入り: 酸味を加えて、さらにサッパリさせる。
これらは、ベースがシンプルだからこそできる楽しみ方と言えます。
4. 鍛茶はどこで売ってる?コンビニ・スーパーの販売店調査
「記事を読んで飲みたくなったけど、売ってない!」とならないよう、最新の流通事情を整理しました。
4-1. セブンイレブン・ローソン・ファミマでの取り扱い状況
2025年秋の発売当初は、一部エリアのセブンイレブンで先行発売されました。現在では全国的に流通していますが、コンビニでの遭遇率は「セブンイレブン」が最も高い傾向にあります。
ローソンやファミリーマートでも取り扱いはありますが、店舗のオーナーの意向や棚のスペースによって入荷状況が大きく異なります。特に、お酒コーナーの端にある「新商品棚」や「変わり種チューハイ棚」をチェックしてみてください。
4-2. スーパーやドラッグストアでの目撃情報
イオンやイトーヨーカドーなどの大型スーパーでは、酒類コーナーに定番として置かれているケースが増えています。「鍛高譚」の瓶(720ml)が置いてある近くに、缶の鍛茶も並べられていることが多いです。
ドラッグストア(ウエルシアやマツモトキヨシなど)でも取り扱いはありますが、ケース単位ではなくバラ売りがメインのため、売り切れの可能性も考慮しておきましょう。
4-3. 確実に手に入れるならAmazon・楽天などの通販がおすすめ
「何軒も回ったのに見つからない」という徒労を防ぐなら、やはりネット通販が確実です。Amazonや楽天市場では、24本入りのケース販売が基本ですが、重い荷物を玄関まで運んでもらえるメリットがあります。
特に「鍛茶」はリピーターが多いため、気に入ったら箱買いして常備しておくのが最もコストパフォーマンスが良い方法です。
5. カロリーや糖質は?ダイエット中でも飲めるか検証
美味しくても太ってしまっては元も子もありません。ここでは気になる栄養成分をチェックします。
5-1. 100mlあたりのカロリー・糖質・プリン体情報
缶商品の成分表示(100mlあたり)を見ると、非常に優秀な数値であることがわかります。
- エネルギー: 約25kcal
- 糖質: 約0.2g(※製品により微差あり)
- プリン体: ほぼ0mg
これは、一般的なアルコール飲料の中でもトップクラスの低さです。
5-2. 他の缶チューハイやビールとの比較
一般的なビールは100mlあたり約40〜50kcal、糖質は3g前後です。甘い缶チューハイに至っては、糖質が10gを超えることも珍しくありません。
それに比べると、鍛茶のカロリーはビールの約半分、糖質に至っては10分の1以下です。「晩酌はしたいけれど、お腹周りが気になる」という方にとって、これほど罪悪感の少ない選択肢はそう多くありません。
5-3. 健康志向の人に選ばれる理由
単にカロリーが低いだけでなく、原材料が「お茶」と「シソ」由来であることも、健康意識の高い層に刺さっています。緑茶に含まれるカテキンや、赤シソのポリフェノールといった成分への期待感も、選ばれる理由の一つと言えるでしょう。
6. 缶が売ってない時は?自宅で作る「自家製・鍛茶」の黄金比レシピ
もし缶が手に入らなくても諦める必要はありません。むしろ、瓶の「鍛高譚」を使って自分好みに作る方が、コスパも良く味も調整可能です。
6-1. 準備するもの:しそ焼酎「鍛高譚」と美味しい緑茶
用意するのは以下の2つだけです。
- しそ焼酎 鍛高譚(720ml瓶など): スーパーの焼酎コーナーで1,000円前後で手に入ります。
- 緑茶(ペットボトル): 「綾鷹」や「お〜いお茶 濃い茶」など、少し苦味のあるタイプが相性抜群です。
6-2. 美味しく作るための割り合い(比率)と手順
オエノン公式でも推奨されている美味しい割り方は以下の通りです。
- グラスに氷をたっぷり入れる。
- 鍛高譚 1 : 緑茶 3 の割合で注ぐ。
- マドラーで軽く1回ステアする。
アルコール度数を濃いめにしたい場合は「1:2」、もっと軽くしたい場合は「1:4」など、その日の体調に合わせて調整できるのが自家製の強みです。
6-3. さらなるアレンジ:梅干しや大葉を追加してみよう
自家製ならアレンジも無限大です。
- 梅干し: 潰しながら飲むと、塩気が加わり最高のおつまみになります。
- カットレモン: シソの香りに柑橘の酸味が加わり、爽快感がアップします。
- ホット割り: 耐熱グラスに「焼酎1:熱いお茶3」で作れば、冬の寒い夜に体の芯から温まる一杯になります。
7. まとめ:鍛茶は香りを楽しむ大人の緑茶ハイ!今夜の晩酌にどうぞ
「鍛茶」は、単なる色物のお酒ではなく、素材の香りと旨味を丁寧に引き出した本格的な緑茶ハイでした。
- 無炭酸で甘くないから、食事に合う。
- 低カロリー・低糖質で、罪悪感が少ない。
- 缶でも自家製でも、手軽に楽しめる。
「いつものビールやレモンサワーに少し飽きてきたな」と感じているなら、ぜひ今夜は鍛茶を試してみてください。一口飲めば、北海道の赤シソが織りなす爽やかな香りの虜になるはずです。

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